牛乳や卵にかわる栄養源

卵1個の重さはMサイズのものでだいたい平均60g前後あるのです。1個の卵の中にに含まれるタンパク質には、人間の体内では合成されない『必須アミノ酸』が8種類も含まれており、さらに卵黄の中にはビタミンAが多く含まれています。卵は繊維成分とビタミンCを含んでいないことを除けば、ほぼ完全な栄養食品であると言えましょう。同様に牛乳も高タンパクでカルシウムが豊富な完全栄養食品と呼ばれています。

 

卵1個の中にはタンパク質が約6g、牛乳1本にはカルシウム約200mgが含まれています。アレルギーで卵や牛乳がとれない場合には、これらにかわる栄養素が含まれた食品を摂取しなければなりません。卵にかわるタンパク質を含む食品としては、マグロ・カツオ・マス・ワカサギなどの魚類や、クジラ・馬・豚などの肉類、ノリや抹茶、玉露などがあります。これらのどれかを数十グラム食べれば、卵1個に相当するタンパク質をとることが可能です。

 

牛乳にかわるカルシウムを含む食品として煮干し・干しエビ・干しアミなど栄養素が干したことによって凝縮されたものや、ドジョウ・ワカサギなどの魚介類、切り干しダイコン・ナズナ・小松菜といった野菜、コンブ・ワカメ・海苔・寒天などの海藻類、お茶などがあります。これらの食品を一口、あるいは一つまみ程とれば、それぞれ吸収率は異なりますが、牛乳のかわりとしてカルシウムをとることができるのです。『卵・牛乳が良いものだ!』との神話にとらわれて、卵や牛乳を除いたら、食べるものがなくなってしまうなど心配する必要はまったくありません。

 

一昔前までは卵や牛乳は一般庶民には手が届かない位貴重なもので、それ以外の食物から良質なタンパク質やカルシウムを摂取していました。現在の日本は豊かになり、食品数も昔と比べものにならないほど増えましたし、補えるものは沢山あるのです。卵や牛乳を抜いたからといって、栄養上、問題はないのです。