アレルギーには4つのタイプがある

抗原抗体反応のうちで、体の中で不利な方へと働き、様々な障害を起こし、反応する事をアレルギーといいますが、反応の現われ方によっては、T型〜W型までの4つのタイプに分けることができます。

 

T型のアレルギー反応は、はっきり型とか即時型などと言われていて、原因となるアレルゲンが体内に入ると、短時間(約5〜10分)のうちに即、症状が現われてきます。このタイプは、IgE抗体が関与しています。アトピー性皮膚炎、急性蕁麻疹、気管支喘息、花粉症、胃腸アレルギー、ペニシリンショックなど、一般にアレルギー性疾患といわれるものがこのタイプに分類されます。

 

U型アレルギーは細胞障害型とか細胞融解型と呼ばれるものです。アレルゲン自体が自分の体の細胞を破壊する行動にでると考えられています。たとえば、血液型の合わない輸血を受けたとした時に、赤血球に対する抗体が赤血球の表面に結合して、赤血球を壊し、溶かしてしまう溶血性貧血などがそれに当たります。これはアレルゲンが自分の体の細胞を破壊すると考えられているからです。血小板減少症、白血球減少症、新生児溶性黄疸などは、このタイプに分類されています。

 

V型アレルギーは抗原と抗体が複合物を作り出し、それが腎臓や肝臓などの各内臓組織にくっつき、補体(抗原抗体反応を促す物質)の助けを借りて障害を引き起こすもので、血清病や溶連菌感染後の腎炎、過敏性肺臓炎、慢性関節リウマチ、ウイルス性肝炎、血管炎などは、このタイプのアレルギーだと考えられています。通常は反応が出てから数時間くらいで症状が出始めます。

 

W型アレルギーはアレルゲンが体内に入ったときに、抗体でなくリンパ球が関係して起こるアレルギーのことです。BCGを打つ際の前段階として反応をみるツベルクリン反応のように、抗原に接してから、24〜48時間後に症状が現われるため遅延型(ツベルクリン型の別名)といわれています。結核、接触性皮膚炎、臓器移植の際の拒絶反応などがこの例に当たります。

 

以上の4つのタイプのアレルギーを紹介しましたが、実際には明確に各々のタイプに属するものばかりではなく、2つ以上が複合していたり、途中から変化するものなどがあり、反応の仕方は複雑なのです。