食生活の変化が大きな原因

現代では様々な理由の中で、私達の食生活の変化がアレルギー疾患の急増に大きく関わっているということは事実です。
あわ・ひえを食していた昔よりも食事の内容が豪華になり、私たちの食卓には食べ物があふれています。しかも、食事の欧米化に伴って、肉類やバター、チーズのような高カロリーな乳製品が毎日のように食卓にあがります。

 

この傾向は戦前から比較すると、現在は米の消費量が減り、そのかわりに卵、牛乳、肉類などのタンパク質の摂取量が増加して、好まれてきました。具体的な数字としては米は約2分の1に減り、それに対して脂肪は20倍、鶏卵は5〜6倍、牛乳などの乳製品は20倍、肉類は12倍に増えています。したがって、毎日の食事の内容は質素が良いとされていた伝統的な日本食から急激に手軽に食べる事の出来る欧米化へと変化してきました。このように、油脂、卵、乳製品及び肉類などに囲まれた食事と、アレルギーの増加には密接な関係があるのがわかります。

 

それに合わせて、日本経済が右肩あがりになっていく中で独身世帯数の増加や働く女性の増加などによって、ライフスタイルが大きく変わっていきました。コンビニなどで手軽に手に入るレトルト食品やファストフードなど、昔はあまり口にしなかったようなものが、常に食卓に上がるようになりましたし、外食の機会も多くなりました。子供のおやつも小魚や干し芋といったものからスナック菓子やジュース類が今では主流を占めています。

 

このように加工食品が普及した背景を見てみると、その製造段階や保存したりする過程で、食品添加物を使う事が食品の長持ちさせるのに大変重要な役割を果たしています。しかしながら、一方でこれらの食品添加物を摂取したことによる難治性のアスピリン喘息やアスピリン蕁麻疹に悩んでいる人がいることも決して忘れるわけにはいきません。田畑での農薬の使用量が増えたことがアレルギー疾患が増えたことと全く無関係ないとは言えないでしょう。
昔ながらの伝統的な有機農法がすたれて行き、その結果として川には魚が棲めなくなってしまったのです。