病気を引き起こすアレルゲン

体の中に抗体をつくる原因になる抗原のことをアレルゲンと呼んでいます。私たちをとりまく環境全てのもの(人間にとっての異物)がアレルゲンになり得るのですが、病気を引き起こすものと、そうでないものに分けられます。病気を引き起こすアレルゲンになるものは、以下の4つに分けることができます。一つずつ見ていきましょう。

  • 吸入性アレルゲン

主にT型アレルギーを引き起こしますが、中でも絨毯やカーペットなどに潜んでいるダニの死骸などのハウスダストは、気管支喘息の原因として重要視されています。最近春先になると多くの人を悩ませているスギの花粉も鼻アレルギーの原因になっていて、ニュースにもなっていますね。たとえば、ハウスダスト・スギ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギなどの花粉、犬や猫などペットから抜ける毛やフケ、食物の残りカス、衣服や寝具のほこり、羊毛や羽根などのクズ、そば殻、畳、カビなどがその例です。

  • 食物性アレルゲン

食物性アレルゲンの主なものはタンパクと脂肪です。一般言われているのが火を通したものよりも生の方が抗原体が強く、自分自身が頻繁かつ多量に食べているものがアレルゲンになりやすいといわれています。そしてこの症状は大人よりも、子供のほうに多く出ます。たとえば、卵とマヨネーズ、お菓子など卵を含む食べ物、牛肉や牛乳、チーズ、バターなど牛の関係する乳製品、おから、豆腐などの大豆製品と大豆、他に豚肉、サバなどの青身魚や貝類などがその例です。

  • 薬物性アレルゲン

最も多いのが注射によるものなのですが、薬を内服した場合も発病します。たとえば、解熱剤、ペニシリンなどの抗生物質、ホルモン剤、鎮痛剤、消炎剤などがその例です。

  • 接触性アレルゲン

薬物アレルゲンと同じように、体の中のタンパクと結合したものが完全抗原となって、アレルギー反応を起こします。たとえば、化粧品、塗料、衣服、ネックレスやピアスなどの装身具(金属)、うるしなどがその例です。